受診から手術~ご紹介元の先生に戻るまでの流れを説明します。

診察の予約

亀谷アイクリニックでの手術のためにお近くの眼科の先生から「手術が必要ですので亀谷アイクリニックの予約を取ってください」と紹介状を渡して頂いたり、「亀谷アイクリニックで手術がしたい」と思った方はまずは亀谷アイクリニックでの診察の予約を取る必要があります。難しいことはありません。電話かスマホまたはパソコンで診察の予約をしてください。

TEL:0476-94-5130
電話予約受付時間:平日 8:30 – 16:30(第2,4金曜は12時まで)

*網膜剥離の緊急手術のために紹介された方は予約を取る必要はありません。紹介状をもらったらなるべく早く来院してください。

*ご紹介元の先生方へ:網膜剥離の紹介の場合はなるべく電話でご一報だけ頂けるととても助かります。よろしくお願いいたします。

受診・検査・診察・手術日程の決定

電話かWebで予約をして頂いたら、予約の日時に亀谷アイクリニックを受診してください。保険証を必ず持参して受付でご提示ください。できればお薬手帳もご持参ください。問診票をダウンロードして記入してから来ていただけると受付後に検査をするまでの時間が少し短縮できます。

受付、問診票の記載、提出の後、順番で検査にお呼びいたします(順番は受付順と前後することがあります)。視力検査・眼圧検査などの検査を行ってから医師の診察を行います。瞳孔を開いても問題ない眼かどうかを確認してから、瞳孔を開く目薬を点眼します。20-30分後に瞳孔が開いてから、眼底を精密な検査機械で検査し、その後再度医師の診察があります。手術が必要な眼であれば、手術をした方が良いかどうかをお一人お一人に合わせて相談させて頂きます。

医師の説明を聞いて「手術をしよう」と決心された場合は手術の日程を相談します。

*重要:白内障手術・硝子体手術・緑内障手術のための診察の場合は必ず瞳孔を開く目薬を点眼して検査(散瞳検査)を行います。検査後3-4時間はまぶしくなり自分で車の運転はできませんので、運転してこないようにお願いいたします。電車かお付き添いの方に運転して頂いてご来院ください。

手術の説明・準備のご案内

手術をすることが決まり、手術の日程が決まったら、看護師により採血をさせて頂きます。眼の局所麻酔の手術にも差し障るような全身の大きな異常があるかどうかを確認するためです(体の異常が何でもわかるわけではありません)。その後、看護師によりお薬手帳の確認や、手術のための準備などの説明をさせて頂きます。

初診当日に、医師との相談で眼内レンズについても決定できた場合は次に受診するのは手術日とすることができます。眼内レンズについて、もう少し慎重によく考えたいと思われた場合は手術日までにもう一度受診して、2回目の受診日に眼内レンズを決めます。眼内レンズまで決めることができた場合や硝子体手術や緑内障手術で眼内レンズが不要の場合、および眼瞼手術の場合はこの時点で手術の同意書に署名をしていただきます。

手術当日

体調を整えて手術当日を迎えてください。当日は看護師に指定された時間までに亀谷アイクリニックに来院してください。来院後、手術のために必要な瞳孔を開く目薬などの点眼を開始します。手術室に入るための服装の準備をします。

順番になったら手術室に入って手術を行います。特に事前に説明のある大きな異常のある状態でなければ通常は白内障手術は約5-10分程度、 眼瞼内反症手術は約15分、眼瞼下垂症手術は約25分、網膜剥離以外の硝子体手術は約20-30分、緑内障手術は約40分程度で終了します。網膜剥離の硝子体手術は1時間以上かかります。手術ですので常に不測の事態が起こる可能性があり、その場合は手術時間は長くなります。

手術の麻酔についてです。手術の痛みについては皆さんご心配されます。当院での手術は全て局所麻酔で行います。白内障手術、緑内障手術、硝子体手術については目薬の麻酔だけではなく、とがっていない針で眼の奥の方にしっかり麻酔薬を注入します(テノン嚢下麻酔)。白内障手術の場合は点眼麻酔のみの施設が多いですので、当院では比較的強めの麻酔を行うこととなります。このため痛みは少ないかもしれません。この麻酔では手術時にハサミやメスで切られている感覚はほとんどありませんが、眼の中に水が入る圧迫感や押される感じは残ります。眼瞼手術の場合は手術開始前に瞼に麻酔薬を注射します。

手術が終了したら、手術室の外に出て一休みして頂きます。血圧や脈などに異常がないか看護師が検査を行い、問題なければご帰宅して頂きます。帰宅時には手術した眼には大きな眼帯をしたまま帰ることとなります。

*亀谷アイクリニックは無床のクリニックのため入院はできませんが、ご希望の方は手術後に印西総合病院に入院することが可能です。「高齢で不安」「網膜剥離や黄斑円孔の手術後のうつぶせが不安」「歩行に不安があり翌日診察まで1泊したい」などの方は、印西総合病院に送迎し入院することが可能です(1泊のみ)。ご希望のある方は手術が決定したらスタッフにお問い合わせください。

手術翌日

手術翌日は必ず亀谷アイクリニックを受診して頂くこととなります(翌日に受診できない方は手術できません)。眼帯を外し、眼の周りを清潔にします。その後、術後の状態を確認するために視力・眼圧などの検査を行います。

手術翌日には思ったほどよく見えないという事が多々あります。白内障手術の翌日は、手術の負荷が角膜にかかり角膜の状態が変化しているため、見えにくいことは多くあります。角膜は徐々に改善していきますので、手術翌日にすぐにはっきり見えなくてもあまり心配せず、日々改善することを待ってください。硝子体手術の後は硝子体の中に出血が舞って見えにくいことがあります。緑内障手術直後は乱視が増加しますので一時的に視力は低下しますが1か月程度で元に戻っていきます。その他病状により違いますが、手術翌日は手術によって眼に大きな負荷がかかっていますのではっきり見えなくとも手術が上手くいっていれば心配ありません。徐々に改善します。

手術1-2週後

手術の翌日から1-2週間後程度に診察の予約をします。手術直後の眼への負荷が改善しているかどうかを確認します。白内障手術後は1週間程度すると角膜の負荷はほとんど改善されています。

両眼の白内障手術を行う場合は、この角膜への負荷のため、1週間の間隔を空けることをお勧めさせて頂いています。

白内障手術の場合は手術が終了してから2週間後程度、硝子体手術や緑内障手術の場合は病状によりますが手術が終了してから1-2ヶ月程度の診察で大きな問題がなければ、紹介元のかかりつけの先生宛に紹介状を作成します。眼瞼手術の場合は1-2週後程度に抜糸を行い、その時点で紹介元の先生宛に紹介状を記載します。以後は紹介元の先生のところにお戻りいただき、経過観察を継続していただくこととなります。

かかりつけ医がなく当院で白内障手術を行われた方の当院での定期診察は2週~1か月程度で終了し、以後は大きな変化があった時に受診して頂くこととなります。