老人性眼瞼下垂とは
加齢による老化現象でまぶたが十分上がらないため視野が狭くなったり、手でまぶたを持ち上げないと見えにくくなってしまう病気です。この眼瞼下垂は主に上眼瞼挙筋という筋肉の老化や、この筋肉の固定部がゆるんだりするのが原因で起こります。
老人性眼瞼下垂症の手術
亀谷アイクリニックでは機能的な改善を目標に眼瞼下垂症手術を行います。「瞼が下がって上方や外側の視野が狭くなった」、「手でまぶたを上げるとよく見えるが、そうしないとまぶたがヒサシになってよく見えない」などの症状を改善させる目的で手術を行います。
上まぶたに沿って2~3cmほど皮膚を切開し、眼瞼挙筋を露出させた後、しっかり眼瞼挙筋を奥から引っ張り出し、瞼板に縫い付ける方法で行います。術後1週間程度はかなり腫れますが、腫れは通常1週間から2週間程度で徐々に引いていきます。(眼瞼下垂症手術:眼瞼挙筋前転法)
ひさしになっているたるんだ皮膚を切除するだけで症状がかなり改善する場合もありますので、その場合はたるんだ皮膚を切り取って縫合するだけの手術を行います。 (眼瞼下垂症手術:その他のもの)
美容・整容目的での眼瞼手術は行っていません。
眼瞼内反症とは
眼瞼内反症は、特に下まぶたのふちが眼球側に向かい、まつげが常に角膜を刺激している状態です。 「逆さまつげ」とよばれるものの一部です。 眼瞼内反症が原因の涙が多く出る、異物感、目やになどの角膜刺激症状は、手術で改善することができます。
眼瞼内反症手術
亀谷アイクリニックでは機能的な改善を目標に老人性眼瞼内反症手術を行います。Hotz変法という手術を行い、下眼瞼全体を外側に向かせてまつげが角膜に当たらないようにし、不快な角膜刺激症状を改善させます。